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立川断層はわかりにくい・・ [トピックス多摩・国分寺]

昨日、立川断層を歩くフォーラムに参加しましたが、結論から言うと、立川断層ってとてもわかりにくい。
歩いたエリアは南武線矢川駅の南側から南養寺の南側(青柳崖線の上)まで。
断層というと、壁のような段差ができている地形を思い浮かべますが、立川断層というのはそういう段差ができる断層ではなく、ゆるやかな斜面になっているだけ。
とくに、多摩川に近いエリアではこの斜面がゆるやかで、上と下との標高差は2m程度。
しかも、府中崖線から青柳崖線の間を南東方向にながれる矢川の浅い谷地形の中に立川断層がとおっているので、本当に見分けがつけにくい地形です。

「ここが立川断層の斜面」と説明された場所、たしかに緩斜面。
もともと畑だった場所が宅地開発され、比較的新しい家が何軒か建っているところもあります。

講師の先生(地震地質学専門)のお話し。私が理解した範囲ではありますが:

・断層の直上だから家が真っ二つに裂かれるとかいうことがおきる断層ではない。
・家が傾くことはありえるが、破壊されることはない。
・断層から数十メートル、あるいは数百メートル離れた場所の被害が少なく、断層の直上が被害が大きいということはない。
・武蔵野台地上は地盤がいいので、怖いのは揺れよりも火事。

などというお話がありましたが・・。
地質学的には確かにそうなのでしょうけれど、だったら防災面でどういう備えをしたらいいのということと連動させるところまで話が及ばないので、今回のフォーラムは、立川断層を考えるひとつのきっかけと考えるべきなのでしょうね。

地震で家が倒れるかどうかは、特別に軟弱な地盤でない限り、倒れるように作ってあった家は倒れるし、耐震基準をきちんと満たしている家はまず倒れない。
震度7が来ようと、耐震基準をきちんと満たしている家は倒れない。
だからこそ、地震で市民を死なせないためには、古い家屋の耐震補強が大事。
でも、断層の上に建てられた家は、耐震基準を満たしていたとしても、傾くリスクを背負い続けるのだとしたら、断層の上の畑だった場所をわざわざ宅地にして家を建てさせるのは罪だよなあ・・、と思わずにはいられませんでした。

講師の先生が「怖いのは火事」とおっしゃっていたその火災による延焼を防ぐためには、密集地帯を新たにつくらないことが大事。
国分寺市域には立川断層は通ってはおりませんが、その影響は少なからず受けるでしょう。
市は、耐震補強に対する補助制度を強化して強力に推し進めていますが、一方で、あらたな密集地帯を生み出す方向に条例を改正してしまった。
近頃、いわゆるミニ開発が目にあまります。

タグ:立川断層
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