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小学校で演奏することになりました [2013年ライブ&作品インフォ]

今年はやっぱり寒いですね。
4月下旬にさしかかったというのに、昼間の外出でも、薄手のコートを羽織っていないとちょっと寒い。夜の稽古の行き帰りは、コートを着ていてもブルっときます。

昨夜のOH!ジーンズの稽古は嬉しい相談でした。
OH!ジーンズはここ数年、毎年、市内の小学校の総合的な学習の時間に講師として呼んでいただき、和楽器演奏や和楽器とはどういうものかという紹介をしています。今年も、6年生の総合的な学習に呼んでいただけることになり、昨日の放課後の時間、担当の先生と打ち合わせに行ってきました。「和の伝統に触れ理解することによって、世界を理解していこう」という素晴らしいテーマです。

おじゃまするのは5月の上旬。130人の子どもたちの前で演奏することになりました。

昨夜のOH!ジーンズの稽古では、さっそく選曲にはいりました。解説をまじえながら正味40分ほどの演奏ができそうなので、7曲くらいでしょうか。

日本を代表する民謡、ジャパニーズ・スタンダードともいうべき曲を選んで、OH!ジーンズスタイルで演奏したいと思います。
最後の曲「どや節~遠島甚句~斎太郎節」は、子どもたちに声で参加してもらおうと思っています。
「どや節」は、松島付近に伝わる大漁祈願のことほぎ歌。
一人の歌い手が一節歌うと、大勢が「エ~~~よいとこらさ」と掛け声を返す、まるでゴスペルのようなコール&レスポンス。声だけの力強い曲です。
続く「遠島甚句」には太鼓が加わり、歌い手のバックで「ウンリャードット」という大勢の掛け声が支えます。
最後に、三味線や尺八が加わるお馴染みの曲「斎太郎節」へと展開していきます。

この掛け声の部分を子どもたちと少し練習をして、130人の子どもの掛け声に支えられて演奏してみようという構想です。うまくいくかどうかはわかりませんが、これはもうぜひともやってみたい!

以下、候補の曲目と、OH!ジーンズの演奏の録音です。

1. 日本の民謡の中には、こんなにリズミックで楽しい曲があるよ!という代表として: 俵積み唄・・・・・・・唄と合奏 (青森県南部地方のお祝い歌)
春の初めの祝い唄。おめでたい文句が福神の来訪を告げます。最近はこの曲をオープニング曲に使う機会が増えました。
2011.1.30ライブ録音(本多公民館)

2. 日本で最も古い民謡であって、フォークソングとしても有名になった曲を、OH!ジーンズ独特な自由なアレンジで: こきりこ・・・・・・・・唄と合奏 (富山県・五箇山)
合掌造りの里が世界文化遺産に登録されている富山県五箇山に伝わる民謡。
今から600年以上前の南北朝時代(14世紀)に、放下(ほうか)僧(そう)と呼ばれる放浪の僧侶が全国を流浪して、おとずれる村々に曲芸やいろいろな芸能を伝えました。そのような僧侶は田楽(でんがく)法師(ほうし)と呼ばれ、五箇山の「こきりこ節」は、この田楽法師の装束をつけた舞い手が「びんささら」という古楽器を鳴らしながら、曲にあわせてゆったりと踊ります。山深い場所なので古い形の芸能が残り、「こきりこ節」は日本最古の民謡とも言われているそうですが、当世、洋楽風にアレンジされたフォークソングとしても親しまれている曲です。
OH!ジーンズは、伝承芸能としての味を大事にしながらも、アフリカのジャンベという太鼓を取り入れ、緩急をつけた独自のアレンジで演奏しています。歌・ジャンベ・尺八・三味線の編成で演奏します。
2010.9.18ライブ録音(パルテノン多摩)

3. 日本を代表する優雅で格調高い民謡: 佐渡おけさ・・・・・・唄と合奏 (新潟県・佐渡)
「おけさ」は九州・熊本県天草の牛深(うしぶか)港で船乗りの酒の席の騒ぎ唄として歌われていた「牛深(うしぶか)ハイヤ節」が、江戸時代から明治時代にかけて、北前(きたまえ)船(ぶね)(交易船)の航路に沿って伝えられ、それぞれの土地で変容して根付いた民謡だそうです。
「佐渡おけさ」もそのひとつで、佐渡金山の鉱夫の間に哀愁漂うメロディが広まり、それが大正時代に「佐渡おけさ」と名前を変えてレコード化されて全国的に脚光を浴びるようになったそうです。編み笠をかぶった優美な振りの輪踊りが踊られ、日本を代表する優雅で格調高い民謡のひとつです。
OH!ジーンズの佐渡おけさは、三味線・尺八・篠笛で伴奏を付け、男声(三味線弾き歌い)と女声のデュエットで歌います。
2011.1.30ライブ録音(本多公民館)

2010.9.18ライブ録音(パルテノン多摩)

4. 晴れやかさも悲しみもあわせもつ、深い情感をたたえた名曲: 南部牛追い唄・・・唄と尺八とと横笛とジャンベ(岩手県南部地方)
北国、岩手県は日本有数の米の産地。沢内(さわうち)地方でとれた米を牛の背にのせ、南部藩の米蔵のある盛岡などに運ぶ道中、牛方たちが歌ったもの。
民謡の世界では、尺八の伴奏のみで朗々と歌うスタイルが「竹もの」と呼ばれており、「南部牛追い唄」はその代表格です。
OH!ジーンズは、この竹ものスタイルをベースにして、そこに篠笛やジャンベを即興的にからめて行きます。
2010.9.18ライブ録音(パルテノン多摩)

5. 和楽器は、西洋の曲を弾くとこんな暖かいサウンドになるよ!という例として: 大きな古時計・・・・・合奏(アメリカ歌曲 作曲:ヘンリー・クレイ・ワーク)
なつかしいアナログな時計が、チクタクと時を刻みます。
2011.1.30ライブ録音(本多公民館)

6. 和楽器で演奏する賛美歌として: アメイジング・グレイス・・器楽合奏 (賛美歌)
18世紀、イギリスの奴隷商人John Newton.が航海の途中、大嵐で九死に一生を得たのを機に信仰に目覚め、所業を悔い、勉学の末に牧師に転身して賛美歌Amazing Graceを作詞。作曲者は不詳、アイルランドかスコットランドの民謡をもとに作られたといわれていますが、今ではポピュラーソングとして世界中に広まりました。
OH!ジーンズは、尺八・篠笛・三味線のアンサンブルで演奏。洋楽のレパートリーとして頻繁に演奏しています。原曲の3拍子を4拍子に変え、三味線が刻む個性的なリズムをベースとして、尺八と篠笛がハーモニーを奏でます。
2010.9.18ライブ録音(パルテノン多摩)

7. 人間の声だけでやりとりする民謡の原点、そこに太鼓が加わり、最後に管弦楽器が加わってくる展開の組曲: どや節~遠島甚句~斎太郎節・・・声によるコール&レスポンス+楽器(宮城県沿岸部)
2011.12.11ライブ録音(本多公民館)


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