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■「長崎の鐘」を訪ねて~長崎市・浦上地区に原爆の爪跡とアンジェラスの鐘を訪ねて~ [トピックス旅]

2017年6月11日(日)あつぎりーず九州ツアー二日目は自由行動で長崎へ。

1.路面電車に乗って浦上地区へ


2.長崎原爆資料館


3.原爆落下中心地と松山町防空壕群跡


4.平和公園~平和の泉と平和祈念像~


5.永井隆記念館と如己堂~ロザリオ、マリア像~


6.永井隆博士の仕事


7.「長崎の鐘」楽譜


8.アンジェラスの鐘


9.地図「永井博士の足あと」


10.原爆遺構~浦上天主堂の倒壊した鐘楼~


11.浦上天主堂、長崎の鐘


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■上発知(かみほっち)の枝垂桜とお地蔵さまを見る旅(二日目-2) [トピックス旅]

▼二日目の版も、懐中電灯を手に夜桜見物へ。昨夜は朧月でしたが今夜はクッキリとした半月、星もきれい。
驚いたことに、桜のもとの田んぼの中には、ざっと見ただけでも数十人のカメラマンが真っ暗闇の中に潜んでいました。
平日の昨夜はこれほどの人数ではなく、私たちが懐中電灯で桜を照らしても怒る人はいませんでしたが、今日土曜日は夜桜と星を狙うカメラマンがわんさか。
「懐中電灯を消せ」と怒られた。
夫のタケシはこの撮影のために、昨年末、一眼レフを購入。近所の公園で夜桜撮影の練習をしていましたが、これほどのまっ暗闇は東京には存在せず、闇の中の慣れない作業に苦戦。
かろうじて写っていたのは2枚のみ。月は満月みたいに写っていますが、半月でした。星が写っていますが、桜は真っ黒。

2枚目はうっすらと桜色に見えます。

3枚目(バックが緑の1枚)は、シャッタースピード最長でも10秒の私のコンデジで。

夜桜撮影、難しいね。

撮影日時:2015/4/25 20:45~20:52

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エスニック・キッチンの夜桜地蔵
(畑中久美子 作詞作曲編曲)

ピアノ弾き語り:畑中久美子
アルトサックス:畑中武
パーカッション:木村草彦

2015/5/17(日) 国分寺市音楽連盟春のコンサートにてライブ録音
国分寺市立いずみホール




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■上発知(かみほっち)の枝垂桜とお地蔵さまを見る旅(二日目-1) [トピックス旅]

▼沼田市上発知の枝垂桜とお地蔵さまを訪ねる旅、二日目の早朝。
6:23、5時少し前の日の出時刻はとうに過ぎているが、日が昇る東側が山になっているため、枝垂桜はまだ影の中。
6:25、たった2分の間に桜に朝日があたりはじめ、朝のあわい光の中で、この一瞬しか見られない独特な空気感が漂いました。
撮影日時:2015/4/25 6:23~6:25

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▼6:25、6:26、桜に日があたりはじめたその瞬間の淡く澄んだ光線の中にお地蔵さまが、幸せそうにたたずんでいます。
撮影日時:2015/4/25 6:25~6:26
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▼6:42、朝の淡い光の中で、まだぼんやり見える武尊山が、9時を過ぎると、クッキリ見えるようになりました。
撮影日時:2015/4/25 6:42 9:11

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▼二日目から合流の男性3名、上毛高原でレンタカーを借りて到着。
夫の武も早速撮影開始。今日も快晴、空が青い。
撮影日時:2015/4/25 午前9時40過ぎ

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■上発知(かみほっち)の枝垂桜とお地蔵さまを見る旅(一日目-2) [トピックス旅]

▼玉原山荘のお風呂は浴槽にたくさんの林檎がぷかりぷかり。夕食はきのこと山菜づくし。山盛りの山菜天ぷらに歓声!

女性5人全員が、合唱アレンジの「夜桜地蔵」の楽譜を持参。ピアノ伴奏の録音にあわせて、部屋で練習するも、やっぱり桜の下で歌おう!と。

地蔵桜に続く農道は正真正銘のまっ暗闇。各自持参した懐中電灯やヘッドライトで照らしながら進みます。半月の朧月が桜の上にかかり、闇の中に、ほの白い桜の姿がぼうと浮かんでいます。

でも、私のコンパクトデジカメでは、マニュアルにしてもシャッタースピードを数秒にしか設定できないので、闇の中での撮影は無理。
懐中電灯で桜を照らしてもらってなんとか撮影。

でもお地蔵さま写っていませんね。
照明隊がお地蔵さまの近くまで行って、懐中電灯を当ててくれているのが右の写真。月明かりのスポットライトみたいですね。
撮影日時:2015/4/24 午後9時少し前

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▼本日、渾身のワンショット。
桜の下で、輪になって歌いました。夜桜地蔵。
写真家・鍔山英次さんが送ってくれた写真葉書ではじめてこの桜とお地蔵さんに出会い、4年がかりでオリジナル曲「夜桜地蔵」が生まれ、それから一年後、とうとうここに来て、ここで歌うことができました。

想像で作った歌の世界が、現実とピッタリ重なりゾクゾクしました。

ふと田んぼの中を見ると、真っ暗闇の中に何人かのカメラマンが潜んで撮影中。
シャッター開放にして夜桜を撮影しているカメラマンさんにとって、私たちの懐中電灯はご迷惑だったことでしょうけれど、許してくださりありがとう。

それとも、桜の下で歌っている集団、宗教関係かと思われて不気味だったかしら。
撮影日時:2015/4/24 午後9時
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(上発知のしだれ桜に寄せる創作曲)夜桜地蔵(女声三部合唱) ~歌詞字幕付き~

作詞作曲 畑中久美子
合唱編曲 福士美和子
https://youtu.be/yXgPYX-cXXc



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■上発知(かみほっち)の枝垂桜とお地蔵さまを見る旅(一日目-1) [トピックス旅]

いろいろあってアップしそびれていましたが、畑中のオリジナル曲「夜桜地蔵」のモデルになっている群馬県沼田市上発知の枝垂桜とお地蔵さまを見る旅の写真、ぼちぼちアップしていきます。

▼まずは、現地はこんな場所。
4/24(金)の午後4時ごろ、まだ日のあるうちの撮影から。

宿(玉原山荘)が面している発知街道を西に入り農道を少し進むと、田んぼの向こうに立派な一本桜。お地蔵様の赤いおべべが一点くっきりと見えました。
感激の一瞬。5年がかりでやっと会えました。
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▼田んぼのあぜ道から、桜の右側に残雪の武尊山(ほたかやま)が見えるスポット発見。
お地蔵さまは、武尊山を背にして南を向いています。
今回の旅は、この”あづま”の地を旅しながら、浦賀水道で亡くした愛妻・オトタチバナヒメを偲んで遥か南を見はるかした武尊(タケルノミコト=ヤマトタケル)の足跡をたどる旅でもありました。武尊山と枝垂桜とお地蔵さまが一緒に見えるスポットを発見して感激。
右下の青い屋根のお宅のそばの枝垂桜は、この地蔵桜の兄弟桜だそう。
(撮影日時:2015/4/24 午後4時半前後)
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▼見て見て、ここから武尊山(ほたかやま)が見えるよ!
どれどれ、あ、ホントだ。まだ雪かぶってる~~
とはしゃぐ同行の面々。

山の端に日が落ちてゆきます。そろそろお宿に戻りましょう。
撮影日時:2015/4/24 午後4時半~5時
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▼満開の枝垂桜の薄いピンクが、山の端に落ち行く日を受けてレースのように透けて見え、まるで映画のワンシーンのような里山風景は、まさに千年の面影を宿すよう。

発知街道沿いの民宿「玉原山荘」の前で。二晩お世話になります。
撮影日時:2015/4/24 午後5時過ぎ
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■飯山市「朧月夜音楽祭」ツアー報告~その2(二日目) [トピックス旅]

二日目です。

▼早起き組は、ホテルの目の前の北竜湖散策。
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▼ホテルの敷地から見える古民家。文化学園の資料館になっているようです。
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▼出発前にホテルの庭で記念写真。
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▼信濃平駅に向かうのに、ホテルのバスが少し遠回りをして、菜の花畑のきれいなところを通ってくれました。
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▼信濃平駅。
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▼長野行きの電車が来ました。
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▼長野駅前からバスで善光寺へ。三年目にして、今度こそ本当に善光寺へ。
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▼雨模様となりましたが、参道を行くメンバー。
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▼三年がかりでとうとうきました、善光寺!ちゃんとお参りしましたよ。
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▼参道の蕎麦屋の二階で昼食。お蕎麦は固くてくっついていて、とってもまずかったけど、ご機嫌なメンバーたち。
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というわけで、二日間にわたるツアー、病人も迷子も出ず、無事終了!


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■飯山市「朧月夜音楽祭」ツアー報告~その1(初日) [トピックス旅]

激動の5月が終わり、とうとう6月にはいってしまいました。
完全に一か月遅れとなってしまいましたが、5/4、5/5飯山の「朧月夜音楽祭」ツアーのレポートです。

今年で3回連続の参加。今回は、指揮者、ピアニスト含め、総勢20名での参加でした。

写真が二日間で300枚以上になってしまいましたが、その中から50枚ほどを選んで、その1(初日)、その2(二日目)にわけてアップします。

▼大宮駅から長野新幹線に乗車。
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▼新幹線の中から富士山が見えました。
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▼長野駅で飯山線に乗り換え。途中のお寺の風景。毎年写真に撮っています。今年も来たわよ~
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▼信濃平駅に到着。電車の車両が駅舎になっているかわいいらしい駅です。
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▼メンバーの別荘で昼食。
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▼お弁当の他に、うどの味噌汁も作ってくださり、美味しくいただきました。これからすぐにリハーサルですが、みんなしっかり完食!
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▼リハーサル。
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▼今夜宿泊するホテルのバスで、会場近くまで送ってもらいました。今年は菜の花満開。見ごろにドンピシャリでした。鯉のぼりもはためいています。
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▼菜の花畑の真ん中を進みます。
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▼会場に着きました。バックは千曲川。
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▼さっそく出番待ち。
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▼本番です。
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▼参加賞のしめじ。
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▼写真入りの講評シート。
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▼会場からのこの景色が最高です。
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▼のんびりムードがいいですね。
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▼最後は全員合唱。青春隊のメンバーも大勢、舞台にあがりました。
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▼菜の花畑と千曲川をバックに、この場所での記念撮影も恒例となりました。ここは本当にいい写真が撮れます。
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▼会場を後にし、日帰り組を見送って、今夜の宿泊は「文化北竜館」。建物の裏側からの景色です。
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▼お待ちかね、夜の宴会。ご馳走が並びます。
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▼かんぱ~い!
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▼飯山市は国分寺市と災害協定を結んでいる姉妹都市です。国分寺市からの参加ということで、飯山市長さんから地酒の差し入れをいただきました。一升瓶2本が、あっという間に空に・・・。
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▼そして恒例、カラオケタイムに・・・。
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■飯山市「朧月夜音楽祭」(2014.5.4開催)参加記念 写真絵葉書を作りました [トピックス旅]

飯山市「朧月夜音楽祭」(2014.5.4開催)参加記念 写真絵葉書を作りました

混声合唱団「青春隊」の仲間とともに、飯山市の「朧月夜音楽祭」に参加。
指揮者、ピアニスト含め、総勢20名、今年で3回連続の参加でした。

写真が二日間で300枚以上になってしまい、選別・編集がえらいことになっているので、とりあえず先に、写真絵葉書を作ってみました。

これは、参加者の記念用、その1
いいやま菜の花公園です。

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こちらは、参加者の記念用、その2
文化北竜館で宴会、宿泊。
翌朝、北竜湖散策。善光寺参拝。門前の蕎麦やにて。
演奏以外は、ずっと飲んでいたということがわかります。

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今回、参加できなかったメンバーのお土産用に写真絵葉書を作ってみました。
その1
天気がいまいちだったので、青空とはいかず、ちょっとぼんやりした写真ですが、組写真にすることでなんとか仕上げてみました。

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お土産写真絵葉書、その2。
空が灰色でちょっとぼやけた写真に、赤い文字を入れて引き締めてみましたが・・。

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明後日、水曜日の練習の時に、みなさんに差し上げようと思っています。
印刷完了!

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■信濃国分寺と古刹ツアー~その3安楽寺八角三重塔(国宝)と北向観音 [トピックス旅]

6/6(木)、国分寺・名水と歴史的景観を守る会主催、国分寺めぐりの第五弾「信濃国分寺跡と信州の古刹を歩く」に参加。
信濃国分寺ツアーその1その2のあと、記事がはさまりましたが、その続きです。

●コース
JR国分寺駅前→①信濃国分寺資料館(講演・昼食)・信濃国分寺跡・瓦窯跡見学→②大法寺三重塔(国宝)→③安楽寺八角三重塔(国宝)→⑤北向観音→JR新宿駅前(一旦解散)→JR国分寺駅前

次の目的地、別所温泉は、常楽寺、常楽寺美術館、安楽寺八角三重塔(国宝)、北向観音、前山寺三重塔(重要文化財)など見どころが多く、「信州の鎌倉」と呼ばれていますが、雨も強くなり、時間もどんどん押しています。全部を見ることは無理そうです。

別所温泉(安楽寺、北向き観音)位置マップ.jpg

有料駐車場でバスを降り、ここからは徒歩でまわります。
とりあえず、国宝の八角三重塔を見に、安楽寺へと向かいます。

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▼途中、北向観音へ続く参道入り口を通り越して右手に折れ、黒門をくぐると、まもなく右手に蓮池が。
蓮の見ごろは7月半ばから8月半ばとのことで、まだ花はありませんでしたが、雨にぬれて素敵な風情。

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急な石段を登ると山門。私は、石段の左側の坂道を登りました。
▼右手に立派な鐘楼が見えてきました。

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▼正面の建物が本堂です。禅寺らしく端正なたたずまい。

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本堂の脇に木戸があって、八角三重塔へ続く山道の入り口です。ここで拝観料を払います。

▼木立の陰に、塔が見えてきました。たしかに、日本の塔とは異なる珍しい形。緑の木立の中に、どっしりとした重厚なたたずまいです。

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▼山道の途中のお堂は「傳芳堂」
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▼安楽寺開山樵谷惟仙(しょうこくいせん)和尚像と、安楽寺二世 幼牛恵仁(ようぎゅうえにん)和尚像が安置されています。
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▼さらに山道を登ります。
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▼たどりつきました。その全容を仰ぎ見る八角三重塔。凛とした姿に鳥肌がたちます。
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▼皆、雨足の強さも忘れて、見入っています。
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国宝 八角三重塔(ホームページの解説を抜粋)
国宝指定、昭和27年3月29日、文化財保護法の規定により「世界文化の見地から価値の高いもので、たぐいない国民の宝」として国宝に指定された。
塔は本堂の裏を登った山腹にあり(別掲全景写真参照)松の緑に映えて、重厚なたたずまいがどっしりと空間を支えている。建立年代は従来鎌倉末期、または室町初期といわれ定説がないが、安楽寺が鎌倉北条氏の外護によって栄えた寺で、開山が入宋僧、二世が中国よりの帰化僧であり、共に北条氏との交渉も深いので、北条氏滅亡後、これほど立派な塔婆の建立の契機を考えにくいことなどから、寺運の最も栄えた鎌倉時代末期に建てられたものと思われる。
建築様式は禅宗様(鎌倉時代に宋から禅宗に伴って伝来した様式で唐様(からよう)ともいう)八角三重塔で、初重に裳階(もこし)(ひさしまたは霜よけの類)をつけた珍しい形式であるうえに細部もまた、禅宗様の形式からなり類例が少ない。
内部は8本の母屋柱によって、内陣と外陣(げじん)とに分かれ、周囲を外陣とし、化粧屋根裏をあらわし、八角形の内陣は高床を張り、天井は中央に点蓋をつり、その周囲に小天井を張ったあまり見られぬ形式である。内陣には建立当時の八角の仏壇をおくが、この形式もまた珍しいものである。塔は印度のスツーパを起源とし、元来仏舎利(釈迦の遺骨)を奉安したものだが、中世以降は特定の人物または戦死者の供養に建てられた例が多い。資料が乏しく造塔の起源は詳かでないが、この塔もおそらくそのような目的で建てられたものと思われる。内外共に巧みな意匠と、類例の少ない形式よりできているこの塔は、西大寺(奈良)法勝寺(京都)などの八角塔婆が失われた今日、わが国に残された唯一の八角塔婆であり、かつ、禅宗寺院に残る塔婆としても極めて貴重な遺構である。

時間が許せば、いつまでも眺めていたいところですが、先を急がねばなりません。
▼とりあえず、本堂までおり、本堂前にしつらえたベンチでしばし休憩をとりながら、次の行程の決定を待ちます。禅寺らしいお庭のたたずまい、心が落ち着きます。

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あとひとつ、北向観音だけお参りして帰路のつくことに。常楽寺、常楽寺美術館、前山寺は残念ながら断念。
北向観音は、駐車場へ戻る途中に参道入り口があり、南に向かって階段を降ります。

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階段を下ると、相染川を渡ります。かなりの急流です。

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▼参道の両側はお土産屋さん。
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▼あの石段をのぼります。
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▼正面が本堂。
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▼手水舎は、
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▼なんと温泉です。
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▼立派な鐘楼を右手に見て、本堂にあがります。

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▼本堂からの眺めです。
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この先に、長野の善光寺があるのですね。

約30キロを隔てて向き合っているといわれる長野善光寺と別所温泉の北向観音。
長野善光寺は来世の利益、北向観音は現世の利益をもたらすとされ、両方に参拝しないと片詣りとされるそう。

善光寺をお詣りしたのはもう何十年も前。これでようやく両方ともお詣りできたというわけですが、何十年前の効力はもう無いかしらね・・・。
大急ぎの別所温泉古刹巡りでしたが、ここは是非とももう一度、ゆっくり来てみたいところ。
その時は、長野まで足を延ばして、善光寺さんもお詣りいたしましょう。
雨の別所温泉、晴天では味わえない、しっとりとした古刹の雰囲気を満喫しました。


バスに乗り込み、別所温泉をあとにすると、なんと、雨が上がってしまいました。

バスに同乗して現地案内をしてくださったMZWさんとは、上田駅前でお別れ。ありがとうございました。
上田菅平から高速に乗る手前で道の駅に寄ってもらい、山菜などお土産を買い込み、バスは一路、練馬インターへ。
練馬で降りて、新宿で半分の人が下車。
国分寺駅前に9時少し前に到着して解散。

そのあと、歴女4人組は、駅前居酒屋にて反省会。

おわり。


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■信濃国分寺と古刹ツアー~その2大法寺三重塔 [トピックス旅]

6/6(木)、国分寺・名水と歴史的景観を守る会主催、国分寺めぐりの第五弾「信濃国分寺跡と信州の古刹を歩く」に参加。
信濃国分寺ツアーその1のあと、コンサート記事がはさまりましたが、ツアーの続き、その2です。

●コース
JR国分寺駅前→①信濃国分寺資料館(講演・昼食)・信濃国分寺跡・瓦窯跡見学→②大法寺三重塔(国宝)→③安楽寺八角三重塔(国宝)→⑤北向観音→JR新宿駅前(一旦解散)→JR国分寺駅前

信濃国分寺跡、瓦窯跡の案内をしてくださった、信濃国分寺資料館学芸員の児玉卓文さんの歯切れのよいお話、もっともっとうかがいたかったのですが、時間も1時間以上おしてしまったので、いそいそと次の見学地へと出発。
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まずは、143号線を西に向かい、40分ほどで「大法寺」に到着。
ここには、国宝の素晴らしい三重塔があります。その姿の美しさから「見返りの塔」という異名をもつのだそう。
三重塔は鎌倉時代末期の建立だそうですが、大法寺の創建はとても古く、大宝元年(701)文武天皇の勅願により定恵(藤原鎌足の長子)が開山したのが始まりと伝えられています。
聖武天皇が国分寺建立の詔を発したのが741年ですから、それよりもだいぶ古いというわけです。

その後、大同元年(806)には坂上田村麻呂が再興、さらに永正8年(1511)に戸隠山観修院月如が再興。
当初は大宝寺と称していましたが応源の代の元禄10年(1697)に現在の寺号である大法寺に改称されてたのだそう。

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▼駐車場近くのかわいらしいお地蔵様を見ながら進むと・・
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▼これが本堂のようです。
天台宗の一乗山大法寺本堂。
あとで出てくる「観音堂」の木造十一面観音立像の脇侍である重文の 普賢菩薩立像が安置されています。
平安時代後期・900年代前後の作と推定されているそう。
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▼急な上り坂に石の羅漢さんが並んでいます。
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▼手前から二番目は、大きな杯を持っていますね。酒飲み羅漢さん。
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▼道祖神?と思ったら、寄りそう羅漢さん、よく見ると、何やら内緒話をしているようです。
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▼ツルツル頭をツルンとなでている羅漢さん、坂道に息切れしながらも、気持ちがなごみます。
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▼おっと、階段です。上にお堂が見えますが、塔はもっと上でしょうか。手前の大木に隠れて見えません。
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▼階段の脇に水が出ています。これ、湧水でしょうか。石でできた水盤に「清浄水」と書いてあるのが読めます。
観音堂に参拝する前の手水舎になっているようですね。
山道を登ってきた人が、最後の階段を前にして身を清め、喉もうるおしてもうひと頑張りしたのでしょう。
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あとで調べてみると、この水は裏山から引いてきた水だそうです。


▼階段を登り切ると、お堂があります。これが観音堂。その奥に三重塔が見えます。
観音堂は江戸時代に建てられたものですが、内部に安置されている厨子と須弥壇は室町時代初期に制作されたと推定されているのだそう。
共に昭和27年に国指定重要文化財に指定されています。
そして、「木造十一面観音立像」が観音堂の本尊で平安時代作、像高171㎝、桂の一木造り。
このお像が素晴らしいというので是非、拝見したいというリクエストもあって、幹事が事前にお寺に問い合わせたところ、ご住職が外出されるので、見せられないとのこと。残念!

もうひとつの寺宝、国指定重要文化財の木造普賢菩薩立像は十一面観音の脇侍で平安時代作、像高107㎝。こちらも見られませんでした。
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▼三重塔は一番高いところに建っていて、さらに急坂をのぼります。
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▼最後の石段、もうひとふんばりです。
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▼到着!下から見た三層の屋根のバランスがすばらしいですね。
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▼右側にまわってみました。
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▼裏側に廻っていくと、道路が高くなっています。
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▼真後ろに廻ってみると、塔の二層目あたりが目の高さに見えて、これもなかなか良い眺めです。
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三重塔は正慶2年(1333)に建立されたもので三間三層、檜皮葺きで和様によって統一されています。
初重が特に大きいのが特徴。

第二層の木組みの裏側に書かれた墨書から、この塔は大阪の天王寺と関係の深い技術者たちの手によって造られたと考えられています。
棟梁は天王寺の四郎兵衛他御番匠7人で、三重塔屈指の名作とされています。
その美しさから"見返りの塔"の異名をもち、明治32年に国宝に指定されています。

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雨が降り出してきました。
次の目的地は、別所温泉。
別所温泉周辺は信州の鎌倉といわれており、国宝、重要文化財の寺院がたくさんあります。
いくつものお寺をまわれるだけまわる予定でしたが、雨だし、時間も押してしまいました。

とりあえず、国宝の八角三重塔を見に、安楽寺へと向かいます。

その3に続く。
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