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■信濃国分寺と古刹ツアー~その2大法寺三重塔 [トピックス旅]

6/6(木)、国分寺・名水と歴史的景観を守る会主催、国分寺めぐりの第五弾「信濃国分寺跡と信州の古刹を歩く」に参加。
信濃国分寺ツアーその1のあと、コンサート記事がはさまりましたが、ツアーの続き、その2です。

●コース
JR国分寺駅前→①信濃国分寺資料館(講演・昼食)・信濃国分寺跡・瓦窯跡見学→②大法寺三重塔(国宝)→③安楽寺八角三重塔(国宝)→⑤北向観音→JR新宿駅前(一旦解散)→JR国分寺駅前

信濃国分寺跡、瓦窯跡の案内をしてくださった、信濃国分寺資料館学芸員の児玉卓文さんの歯切れのよいお話、もっともっとうかがいたかったのですが、時間も1時間以上おしてしまったので、いそいそと次の見学地へと出発。
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大法寺位置マップ.jpg

まずは、143号線を西に向かい、40分ほどで「大法寺」に到着。
ここには、国宝の素晴らしい三重塔があります。その姿の美しさから「見返りの塔」という異名をもつのだそう。
三重塔は鎌倉時代末期の建立だそうですが、大法寺の創建はとても古く、大宝元年(701)文武天皇の勅願により定恵(藤原鎌足の長子)が開山したのが始まりと伝えられています。
聖武天皇が国分寺建立の詔を発したのが741年ですから、それよりもだいぶ古いというわけです。

その後、大同元年(806)には坂上田村麻呂が再興、さらに永正8年(1511)に戸隠山観修院月如が再興。
当初は大宝寺と称していましたが応源の代の元禄10年(1697)に現在の寺号である大法寺に改称されてたのだそう。

大法寺地図.jpg


▼駐車場近くのかわいらしいお地蔵様を見ながら進むと・・
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▼これが本堂のようです。
天台宗の一乗山大法寺本堂。
あとで出てくる「観音堂」の木造十一面観音立像の脇侍である重文の 普賢菩薩立像が安置されています。
平安時代後期・900年代前後の作と推定されているそう。
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▼急な上り坂に石の羅漢さんが並んでいます。
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▼手前から二番目は、大きな杯を持っていますね。酒飲み羅漢さん。
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▼道祖神?と思ったら、寄りそう羅漢さん、よく見ると、何やら内緒話をしているようです。
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▼ツルツル頭をツルンとなでている羅漢さん、坂道に息切れしながらも、気持ちがなごみます。
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▼おっと、階段です。上にお堂が見えますが、塔はもっと上でしょうか。手前の大木に隠れて見えません。
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▼階段の脇に水が出ています。これ、湧水でしょうか。石でできた水盤に「清浄水」と書いてあるのが読めます。
観音堂に参拝する前の手水舎になっているようですね。
山道を登ってきた人が、最後の階段を前にして身を清め、喉もうるおしてもうひと頑張りしたのでしょう。
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あとで調べてみると、この水は裏山から引いてきた水だそうです。


▼階段を登り切ると、お堂があります。これが観音堂。その奥に三重塔が見えます。
観音堂は江戸時代に建てられたものですが、内部に安置されている厨子と須弥壇は室町時代初期に制作されたと推定されているのだそう。
共に昭和27年に国指定重要文化財に指定されています。
そして、「木造十一面観音立像」が観音堂の本尊で平安時代作、像高171㎝、桂の一木造り。
このお像が素晴らしいというので是非、拝見したいというリクエストもあって、幹事が事前にお寺に問い合わせたところ、ご住職が外出されるので、見せられないとのこと。残念!

もうひとつの寺宝、国指定重要文化財の木造普賢菩薩立像は十一面観音の脇侍で平安時代作、像高107㎝。こちらも見られませんでした。
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▼三重塔は一番高いところに建っていて、さらに急坂をのぼります。
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▼最後の石段、もうひとふんばりです。
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▼到着!下から見た三層の屋根のバランスがすばらしいですね。
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▼右側にまわってみました。
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▼裏側に廻っていくと、道路が高くなっています。
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▼真後ろに廻ってみると、塔の二層目あたりが目の高さに見えて、これもなかなか良い眺めです。
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三重塔は正慶2年(1333)に建立されたもので三間三層、檜皮葺きで和様によって統一されています。
初重が特に大きいのが特徴。

第二層の木組みの裏側に書かれた墨書から、この塔は大阪の天王寺と関係の深い技術者たちの手によって造られたと考えられています。
棟梁は天王寺の四郎兵衛他御番匠7人で、三重塔屈指の名作とされています。
その美しさから"見返りの塔"の異名をもち、明治32年に国宝に指定されています。

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雨が降り出してきました。
次の目的地は、別所温泉。
別所温泉周辺は信州の鎌倉といわれており、国宝、重要文化財の寺院がたくさんあります。
いくつものお寺をまわれるだけまわる予定でしたが、雨だし、時間も押してしまいました。

とりあえず、国宝の八角三重塔を見に、安楽寺へと向かいます。

その3に続く。
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