■自民党の改憲草案は権力の暴走を止められない～今日、憲法記念日

3/22、弁護士・梓澤和幸さんから「自民党改憲草案」についての講演会情報をいただいた。
4/24、梓澤弁護士自らが、 『改憲草案と自由』　という演題で講演なさるという。

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梓澤和幸弁護士からのメッセージ：
このたよりで新しい問題を提起させていただきます。
自民党改憲草案のことです。国防軍とか改憲発議要件を３分の２から２分の１にという話題だけが報道されます。しかし自由が危うくされることが知られていません。
自民党改憲草案２１条２項(表現の自由関連）には次の字句があります。
前項(２１条１項の表現自由保障）の規定にかかわらず、「公益、公共の秩序を害する目的の表現の自由、結社の自由は認められない」と。
戦前の国体変革を目的とする結社をはかろうとするものは死刑、無期または７年以上の懲役とする治安維持法の条文と変わりません。ほかにもぞっとする内容十分。
そこで若手弁護士と梓澤にて自民党改憲草案を徹底的に分析する会を国分寺革新懇と国民救援会の主催で行わせていただくことになりました。
皆さまとこれからの時代を生きる世代とお誘いあわせおでかけください。
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４月２４日、その講演を聴いて、絶句・・・。

憲法というのは、国民の人権が損なわれることのないよう、国家権力を縛り、監視し、暴走を防ぐための法だ。
それが自民党の改憲草案では、国民の人権を縛り、国家権力の暴走を止められない構造になっている。

今日の憲法記念日を前に、ここ2～3日は改憲についての報道も多く、国民の半数近くが改憲に賛成しているかのような世論調査も報道されている。
この数字自体、なにやら作られた数字のような匂いがするが、仮に「改憲賛成」と言う人が半数近くいたとして、その改憲の中身、わかっておいでなのか。

かく言う私だって、この間まで知らなかったのだから偉そうなことはいえないし、自民党の改憲草案がいかにひどいものなのか、自分の言葉で説明するには、まだまだ勉強が足りない。

昨日（5/2）の東京新聞に、「そうだ、つまりはこういうことなんだ」と納得させられる記事が掲載された。
想田和弘さんという映画監督のコラムだ。
まさにこのとおりだと思う。
大半のマスメディアは、なぜ沈黙しているのか。まるで、恐怖政治の時代がもう始まっているかのようだ。