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■SWEET MEMORIESと作編曲家・大村雅朗 [スタディ洋楽・邦楽アラカルト]

これまでオリジナル曲を中心に演奏してきたエスニック・キッチンは、最近、スタンダードナンバーをエスニック・キッチン独自のアレンジで演奏することに取り組み始めました。
篠笛・アルトサックスという珍しい取り合わせの2管+パーカッションという編成で、コード楽器もベースもいませんから、既成のアレンジは使えません。
この奇妙な編成にあわせた独自のアレンジをしないとならないわけです。

まだ数は少ないですが、洋楽では、ディズニーナンバーから「星に願いを」
イギリス民謡出身の讃美歌「アメイジング・グレイス」
そしてアメリカの古きよき時代を思わせる「テネシーワルツ」

どれも、スタンダード中のスタンダードですね。

そして、日本の曲の中からも、スタンダートと呼ばれるべき曲をいくつか取り上げていきたいと思います。
既に舞台にあげた「蘇州夜曲」は昭和15年(1940年)の曲。
富山県民謡「こきりこ」は、一説には日本で一番古い民謡と言われる曲。

そして、1983年に松田聖子さんが歌った「SWEET MEMORIES」。
サントリーのペンギンのCMで一躍有名になった曲ですが、リリース当初は「ガラスの林檎」のB面だったものが、人気になって両曲ともA面表記になったのだとか。
「SWEET MEMORIES」は、私がジャズをかじっていた30歳代のころから、これこそスタンダードとなるべき曲、いつか日本語で歌ってみたいと思っていた曲です。

松田聖子さんの楽曲は、どれも素晴らしく編曲がいい。
でもまあ、中年以降の女が歌ってカッコがつく歌が少ない中、この「SWEET MEMORIES」だけは、明らかに異質な、大人の曲。50歳になっても、60歳になっても、70歳になっても歌える大人の歌。
この歌を、聖子さんは21歳の時に歌っていたのですよね。

なつかしい痛みだわ。
ずっと前に忘れていた・・・。

二十歳そこそこの娘のセリフじゃないよね。
しかし、その違和感を忘れさせるほど、魅力的なボイスとリズム感。
当時は「ぶりっこ」のイメージが先行したアイドルだったけど、今、当時の歌唱を聴くと、あまりの上手さにぶっとんでしまいますなあ。

そしてこの曲、あと二年で還暦のワタクシが歌ったって、全然いいよね。
いやいや、スタンダードとして、松田聖子の歌唱から離れても輝きを失わない曲。
ずっと歌い継がれ、そして演奏し続けられるべき曲。

まさに、スタンダードとしての風格を兼ね備えたこの凄いメロディーを作った人はいったい誰なんだと調べてみました。

大村雅朗(おおむらまさあき)さん。

作曲家であり編曲家ですが、経歴としては、編曲家として数々の大ヒット曲を世に送り出した人。
松田聖子の楽曲の多くは、この人の編曲によるもの。

その中にあって、「SWEET MEMORIES」は大村雅朗さん自身が作曲したもの。

でもなんと・・・・、1997年、46歳の若さでこの世を去っておられました・・・。

「ニコニコ動画」の中に、こんな映像がありました。


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