■夜明けまで見ちゃいました

男子体操、水泳、見ているうちに明るくなってきちゃいました。
鍛え抜かれた技、本当に素晴らしい。たいしたものだなあ。

体操個人総合の金には、金だから嬉しいというより、ちゃんと力が出せたことにホッと胸をなでおろしました。
結果が思い通りでなかった選手から、日本に帰るのが申し訳ないなどという言葉を聞くと、悲しくなるね。
マスコミが言わせている？

面目を立ててくれなどど、そういうつもりで送り出したわけじゃないのにね。
スポーツが自己表現の場だという価値観は、いつのまにかどこかへ行ってしまったのだろうか・・。

オリンピックは、普通の人には到底できない技の祭典。
アスリートが勝ち負けにこだわることは当然だけど、勝敗は実力の反映であると同時に、時の運の産物でもある。
どんな結果であれ、その場に立つまでの努力に胸を張ることが、後に続く人のためでもあり、子どもたちへのメッセージでもある、と思うのだけど・・。

次の試合の相手を有利にしようとして、対戦チームが両方とも負けようしたなどという、まったく前代未聞のことが起きたのだそう。
勝つことだけにしか価値を見いだせないメンタルは、邪悪な命令にも簡単に従ってしまう。
金でなきゃ駄目だと煽り立てる風潮って、スポーツが政治の道具として利用される土壌を簡単に生み出しかねない。
片方でなんとなくイヤな感じも持ちながら、それでも技の凄さに魅せられて、夜明けまで目が離せないですなあ。