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■信濃国分寺と古刹ツアー~その1 信濃国分寺跡 [トピックス旅]

6/6(木)、国分寺・名水と歴史的景観を守る会主催、国分寺めぐりの第五弾「信濃国分寺跡と信州の古刹を歩く」に参加しました。

全国に六十数か所ある「国分寺」。
奈良時代の聖武天皇が、天平13(741)年、「全国に国分僧寺と尼寺を建立せよ」との詔を発しました。
そのなかで「必ず好所を択んで建てよ」とあります。その詔に従って全国で国分寺が建立されました。

ではそれら各地の国分寺は本当に好処にたてられたのか、それぞれの国分寺がどのような場所につくられたのか、それを検証しようということで、国分寺・名水と歴史的景観を守る会では、諸国国分寺めぐりをしてきました。

これまでに、下総、下野、上総、上野の各国分僧寺跡・尼寺跡を訪れましたが、今年はその第5弾として長野県の上田市にある信濃国分寺跡とその周辺を歩くことになりました。

信濃国分寺は僧寺と尼寺が同じ伽藍配置でありしかも隣接しているという特徴をもっています。
今回、倉澤正幸先生(上田市立博物館館長・前信濃国分寺資料館館長)に、信濃国分寺と国府についての講演をしていただき、そのあと、信濃国分寺資料館学芸員の児玉卓文さんに遺跡案内をしていただきました。

また上田市内の別所温泉周辺は信州の鎌倉といわれており国宝、重要文化財の寺院が多く、それらも見学しました。

●コース
JR国分寺駅前→①信濃国分寺資料館(講演・昼食)・信濃国分寺跡・瓦窯跡見学→②大法寺三重塔(国宝)→③安楽寺八角三重塔(国宝)→⑤北向観音→JR新宿駅前(一旦解散)→JR国分寺駅前

信濃国分寺の位置マップ.jpg

▼国分寺駅前を8時10分出発。上田市立信濃国分寺資料館には予定より30分遅れで11時半ごろ到着。さっそく資料館内の会議室にて、倉澤正幸先生(上田市立博物館館長・前信濃国分寺資料館館長)によるレクチャー、約1時間。ツアーメンバー、みな熱心。
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▼お昼のお弁当は、松尾町フードサロンから配達していただきました。
上田市の地場産の食材で、おいしいものばかりでした。800円です。私はお蕎麦のアレルギーがあるので、玉子焼きがはいっていますが、他のみなさんは蕎麦いなりがはいっていて、とてもおいしかったとのこと。
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▼昼食のあと、史跡を見学する前に、まずは資料館の展示を見学。
信濃国分寺資料館の学芸員、児玉卓文さんによる解説。歯切れがよくわかりやすい説明に引き込まれます。
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▼右(東)が僧寺、左(西)が尼寺。
信濃国分寺は僧寺と尼寺が同じ伽藍配置でありしかも隣接しています。
両方とも、南から北へ、中門・金堂・講堂が一直線。
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▼資料館の南側が史跡です。僧寺の講堂跡の礎石。
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▼講堂の南側が金堂。基壇の上にフェンスが見えますが、しなの鉄道が史跡を横切っています。
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▼線路をくぐる通路がありました。そこをくぐって南側に出ます。
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▼南大門(南門)の南側は住宅地です。この細い道路は、伽藍の中軸線の延長です。この先で、東西道路にぶつかりますが、その東西道路が「推定東山道」と言われているそう。
「推定東山道」とは、東山道を踏襲しているのではないかと考えられている道路。発掘調査の裏付けは無いとのこと。
正面に見える山の手前は、千曲川。住宅に阻まれて見えませんが、往時は、すぐ南側に千曲川が見えていたはず。
武蔵国府の南側に多摩川が流れ、その向こうに多摩丘陵が見えていた風景と似ているかもしれない。
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▼道路を引き返し、中門の方向(北)へ向かいます。
この道路は、伽藍の中軸線に繋がりますが、真北の遥か先に三角の山が見えます。
東太郎山でしょうか。
僧寺伽藍の中軸線は、この山の山頂に向かっているように見え、そうなるように僧寺の位置が決められたのではないかと感じました。
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▼僧寺の西側に隣接する尼寺跡。
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▼再び線路の下をくぐり、資料館北側の国道18号線を渡り、瓦窯跡へ。
奈良時代、信濃国分寺の瓦を焼いた窯。
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信濃国分寺 遺跡地図.JPG

再びバスに乗り、別所温泉周辺へ。
信州の鎌倉といわれ、国宝や重要文化財の素晴らしい寺院がたくさんあります。

ここからは、地元のMZWさんが一緒にバスに乗り、同行案内してくださいます。

その2へ続く。


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ゆうのすけ

上越から信州木曽は 私の家のルーツ的な場所なので (今は無理だけれど)いずれ ゆっくり街々を歩いて回りたいなと思っているんです。^^
これから夏場は 場所によってかなり暑いところもあるので 一番清々しい時期に おでかけ出来て良かったですね!^^☆
by ゆうのすけ (2013-06-09 23:46) 

お水番

ゆうのすけさん、この時期は比較的、すいているようですが、新緑の美しさが最高でした。真夏に行くと、多分、印象が違ってくることでしょう。
本当に古刹を巡るには、一番よい時期でした。
別所温泉のあたりは、数日滞在して、ゆっくりと歩きたいなあと思いました。
by お水番 (2013-06-11 00:50) 

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