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オリジナル組曲「武蔵まほろば」2009年12月CD版 [2009年録音音源倉庫]

エスニック・キッチンのオリジナル組曲「武蔵まほろば」のデモンストレーション用CDができました。(2009年12月版)

器楽アンサンブル「エスニック・キッチン」のグログはこちらから

武蔵まほろばCDジャケット.JPG

エスニック・キッチン、稽古場での録音から

2004年ごろ、夫の転勤先の大阪で国分寺を思いながら書きためた一連のオリジナル曲を、しの笛、サックス、パーカッションのアンサンブルで演奏するグループとして立ち上げたのが「エスニック・キッチン」です。大阪から国分寺に戻って2年後、2007年8月のことでした。
もともとは笛のソロ曲として書いたものをアンサンブル用に編曲しながら、ひとつひとつバンドのレパートリーに加えて行き、2年がかりでようやく10曲にまでたどりついたところで、これまで時折、稽古場でとっていた録音をCDにまとめてみました。
曲によって録音環境も録音器具も録音レベルもまちまち、演奏技術も未熟ですが、この2年間のその時々の音を1枚のディスクに集めてみたものです。まだラフなスケッチを寄せ集めたような段階ですが、いつか一枚の音楽絵巻として磨きがかかる日を夢見て、稽古に励んでいます。 

<曲解説>
組曲「武蔵まほろば」 (作曲:畑中久美子 編曲:エスニック・キッチン)
泉湧く豊かな森に育まれた縄文時代。
遥かなるシルクロードをたどって様々な異国文化が押し寄せた天平時代。
武蔵国分寺いにしえの風を音楽にのせて・・・。

1.万葉の風
シルクロードを通って世界の文化が嵐のように押し寄せた天平という時代の香りを運んで、武蔵国分寺の遺跡には、今も同じ風が吹いています・・・・。


2.Uki-Uki水汲みウォーク
国分寺の泉湧く崖の上は古代遺跡の宝庫。水辺に降りてきて水を運ぶ旧石器人や縄文人たちのウキウキとした足取りをイメージして作った曲です。


3.朝もや
ハケ下の湧き水は年中、温度がほぼ一定で、冬の寒い日には水が温かく感じられるほどです。気温が下がった冬の早朝、冷たい外気に触れた湧き水が霧となり、水源地の森に朝霧がたちこめることがあります。その幻想的な風景をボサノバ仕立てで曲にしてみました。


4.時の回廊
今は礎石しか残っていない史跡に立って往年の伽藍の荘厳な様子を思い浮かべると、朱塗りの柱の陰にピョコピョコと見え隠れする小さな妖精に導かれるように、ひとつ、またひとつと時の扉が開かれます・・・。


5.泉に来たりて(篠笛ソロ曲)
午後の穏やかな水辺に一人来て、なにやら物憂げにたたずむ女人。あれは小町か尼さんか。それぞれの心を映す真姿の泉にちなんだ曲。


6.蓮花(れんか)
現・国分寺の境内の奥に毎年咲く、見事な大賀蓮からイメージした曲。泥田の中でも美しい花を咲かせる蓮。硬いつぼみは夏の早朝、ポンと音をたてるように開くと聞きます。釈尊の誕生の際、蓮の花が開いてその瞬間の到来を告げたそうです。お香がたちこめる御堂の中の世界をイメージした曲です。


7.十三夜~月下の舞~十三夜(篠笛ソロ曲)
満つる日を待てど悲しき十三夜 風に砕けし水底の月~
やがて、月下の森に精霊たちが目覚めます・・・。
(1~3を順番に続けてお聞きください)
1.十三夜

2.月下の舞

3.十三夜


8.異国風の踊り
天平寺院の法会で奉奏されたという幻の伎楽。正倉院に残る伎楽面や楽器から、往時の歌舞音曲がシルクロードのかなたからもたらされたものだと想像がつきます。武蔵国分寺でも法会の日、異国調の芸能集団がこんな踊りを踊っていたかも・・・。


9.まほろば 
悠久の時という名の大きな足の巨人が、武蔵野の原野をはるばると渡って行くイメージを曲にしました。


10.武蔵まほろば
今年9月に満86歳で亡くなった畑中の父・阿部陽氣が生前に書き遺した歌に曲をつけたもの。



むらさきの 武蔵の国のまほろばは まほろばは
七重の里ぞうるわし 七重の里ぞうるわし

風渡る 武蔵の国のまほろばは まほろばは
北へ一路の大道に 紫匂う武蔵路

東(ひんがし)を背中(せな)にお山は筑波山 筑波山
西の空遠く 玉かぎる 夕日の落つる富士の峰

南(みんなみ)に多摩の横山 越え行きて 越え行きて
遥かに見ゆる海原は 渺茫(びょうぼう)たるや太平洋

むらさき野 武蔵の国のまほろばは まほろばは
太古の森に泉湧く 七重の里ぞ美わし 七重の里ぞ美わし

(2009年12月 畑中久美子記)

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